日野ゆう子の英語コーチング(京都・オンライン) 〜英語上級者のスピーキング力をマンツーマンで養成〜

英語の会話で上手くいかなかった場合でも自分を責めず、気持ちを切り替える方法

スピーキング力 Mar 04, 2023

 

 

音声(ポッドキャスト)でお聞きになる場合は下記より




 

こんにちは、オンライン・京都でスピーキング力養成のサポートをしている日野ゆう子です。


今日は、

英語の会話で上手くいかなかった場合でもそのことをひきずらないための方法

について記事を書いてみたいと思います。


英語で話すときにうまく言えなかったり、失敗したりすると、自分を責めたり、落ち込んでしまう・・ということはありませんか?



以前の私はしょっちゅう落ち込んでいました。

でも、会話の最中に落ち込んでしまうとあまり良いことがないと学んでからは、気持ちをいかに切り替えるかに注力するようになりました。

 

負の連鎖をストップするためにできること


落ち込んだり、慌てたりすると脳は、その感情のケアにエネルギーを使います。

すると、英会話をその余力で行わなければならなくなってしまうのです。

平常であれば100%会話に集中できるところを50%の力しか使えないとなると、本来できることもできなくなったりして、余計につらいですよね。

 



そのことでまた落ち込んで・・と負の連鎖に引き込まれてしまうことにもなりかねません。

ですから、気持ちを切り替える方法や間違いをスルーする方法を知っておくことがとても大切なのです。

今日はその具体的な切り替え方法についてお話をしたいと思います。

講義の中でやってしまった「自己紹介」

でも「気持ちを切り替える」ってどうするの?という方に向けて

ひとつの例として、最近起こった「自己紹介をあっさりしすぎて落ち込んだ」ときに私が具体的にしたことを書いてみたいと思います。

私は、今海外の講座に参加しています。

異文化の取入れをどう行うかについての講座で、世界各国から参加している方々と一緒にディスカッションをしながら理解を深めていきます。

第1回目のはじめにそれぞれ自己紹介をするという時間がありました。


最初に指名されたのは私でした。

ちょっと緊張しましたが、とりあえず話始めます。

その時私が一番に考えたことは、後にたくさんの人がいたので、「周りに迷惑をかけないこと」でした。

時間を取りすぎないようにできるだけコンパクトに話して次の人にバトンを渡すことを考えました。

でも次の人たちの様子を見ているとまったく違うのです。

自分のこれまでの経歴やなぜこの講座に参加したのかについて熱く語っています。


この講座は異文化理解の専門家の参加者も多くそういう方が熱心に語る内容はとても面白いものです。

それを見ながら、

「ああ、私ももっと話せば良かった・・」
「本当は私だってもっと言いたいことがあったのになあ」
「どうして変に遠慮してしまったんだろう」

と後悔。

せっかく初回なのに私は周りにどんな印象を与えてしまったんだろう、と落ち込みました。

以前の私だとこの暗い気持ちを引きずってしばらく過ごすところでしたが、この先は大事なディスカッション。

集中して先生の話を聞く必要があるため気持ちを切り替える必要がありました。


自分を励ますために使えるものは何でも使う


そこで私は自分をどうやってなぐさめるか?励ますか?を考えました。

 

ちなみにこの時考えたことは

・トップバッターだったから他の人の様子が分からないのは当然

・私は日本人で、特に周りとの調和を意識する文化的なバックグラウンドを持っている。とっさにこの行動になったのもそもそも仕方がない

・だれかを思いやっての行動だったんだよね(と慰める)

・(アジアからの参加者は私一人で、他の参加者の方はほとんどが欧米圏・北欧圏)
 他の人は普段から自分の意見を人前で言い慣れている人が多い。そんなかよく頑張った(とねぎらう)

・このことで学べることがたくさんあった。次からはもっといい自己紹介ができそう(と励ます)参考資料 心理学者のキャロル・ドゥエック(Carol Dweck)博士 Growth Mindset

・みんな自分のことに集中していて他の人の失敗はそれほど気にしていないはず

などです。

ブレインストーミングするような感じでとにかく自分をはげますことを色々思い浮かべました。


このような感じで、思い付くことは何でも使って自分を励まし、気持ちを切り替えることに成功、その後はディスカッションに集中することができました。



自分に批判的か応援をするかで結果が変わる

 

自分の一番近くにいるのは自分自身です。

この自分が、自分に対して、厳しい意見や視線をつねに投げかけている場合とねぎらいや応援をしている場合とではパフォーマンスも変わってきます。

 

スポーツの試合でも応援がたくさんいる場合と、アウェーの状態で試合をする場合とでは結果が変わってきたりしますよね。


よりリラックスしてよい結果を出すためにも「自分が安心できる状態をすばやく作るスキル」を伸ばすことはとてもおすすめです。


あなたがもし、英語を話すときに自分にだめ出しをすることが続いていたら、ぜひ「どうしたら自分の気持ちを前向きに切り替えることができるのか」を考える機会を設けてみてください。

きっと新しい発見があると思います。

最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。

この内容があなたのお役に立てばとてもうれしいです。



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