日野ゆう子の英語コーチング(京都・オンライン) 〜英語上級者のスピーキング力をマンツーマンで養成〜

英語の学習者から使用者になるために必要なこととは?

Apr 16, 2024

 

「やっと英語を自分のために使えるようになってきました」


最近受講をしてくださった方が
こんなうれしいご報告をしてくださいました。


私も本当に、本当にこの感覚がよくわかります。


学習者から使用者になるって実はハードルが高いのです。


今日は私自身が「英語を学習する人」から
「英語を使う人」に変わった日のことを
すこし書いてみたいと思います。



「私はいつまで英語を勉強し続けなければならないんだろう」

「いつになったら本当に英語を使うことができるんだろう」


これは私が20年以上、抱えてきた思いでした。


英検1級をとっても、TOEICの講師になっても

そして苦手な会話力がだんだんついてきても


「自分は英語学習者」

「英語を本当に使うなんてまだ早い」

そんな風に思って気がつけばずっと「英語の勉強や練習」をしてきました。


だれかと英語を話すことがあっても

それは自分の英語をよくするための「練習」。

人との会話をテストのようにそとらえてしまう自分がいました。


修行だから、基本的には灰色の道を行く感じです。


洋書を読むのも、英語力を上げるため。

(だから今の英語力を上げるのによい本は・・という視点で本を探していました)


「頑張っていたら、練習や勉強のフェーズを抜けて

英語を自分のために、いきいき使える日がくるのかなあ」


そんな風に思って毎年毎年を過ごしていたけれど

あれ、20年ぐらいたっている・・。
 

今は状況が大きく変わりました。



英語で開講される海外講座に参加をして資格をとったり

同じ興味をもつ世界の人たちと知り合ったり

英語や日本語の壁なく、話したいことを話しやすい言語で話す


といったことを日常的にしています。


英語を使うことに対して、
イメージする色も、ずいぶん温かいものになりました。



どうしてこんな変化が起こったのか。

急に英会話力が激変したわけではありません。
 

それは、ある日、大先輩のサポートを受けたことがきっかけでした。


そのおかげで自分の状況を俯瞰でとらえることができ

「もう英語の学習者から、英語の使用者になる」と決めました。


自分に「英語を自分のために使っていいよ」と許可をだすことにしたからです。


これだけだったのです。


それからは、

興味のあることを英語でも調べたり

自分が興味のある洋書を読んだり
(以前は、勉強のために洋書を読んでいました)

思いきって海外の講座に申し込んだり

使用者として行動がとれるようになりました。


そうやって行動すればするほど
「自分は英語を使っていいのだ」という思考回路が太くなり
英語で何かをするのが怖くなくなりました。


もちろん私の英語はパーフェクトではなく、色々失敗もします。
そこから反省したり、学んだりしています。

でも、その行動は「よりよい使用者」になるため。


もう「英語の修行の階段を一つ上がるため」の行動ではなくなりました。

あのとき使用者になると決めなかったら、

私は今も、本屋さんにあるたくさんの英語学習本を眺めては

「まだまだ知らないことがあって、どうしよう」

「まだまだ、英語を本当に使えない」

と途方に暮れていたと思います。


もし同じお悩みをお持ちの方がいらしたら、ぜひ

・使用者になると決めること

・自分に許可をだしてあげること


意識をしてみてください。


きっと行動が変わってくると思います。

そして、その先には見たかった景色が広がっていると思います。
 

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