【英語が読めるのに話せない】あなたが英語が話せない3つの理由
Sep 27, 2024TOEIC700点以上、英語の論文もスラスラ読めるのに、いざ英語で話そうとすると途端に言葉が出てこない…。
そんな経験はありませんか?
実は、英語の読み書きをすることと、実際に英語で会話することは全く別のスキルなのです。
この記事では、英語が得意なのに話せない理由を3つの視点から解説し、日本人特有の英語学習の壁についても深掘りしていきます。
こんな筆者が解説します
スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子
英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。
英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。
意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。
かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。
Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)
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目次
- 読めるのに話せない!あなたが英語が話せない理由とは?
- 英語試験と英会話で求められるスキルの違いとは?
- 【違い1】試験には正解があるが、英会話に正解はない
- 【違い2】試験に必要なのは知識、英会話に必要なのは運用能力
- 【違い3】試験は一方通行、英会話は相互通行
- 【よくある勘違い】試験のスコアが高ければ英会話も得意?
- 日本人が英語を習得するのが難しい理由
- 受講生の方々の変化
- まとめ
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読めるのに話せない!あなたが英語が話せない理由とは?
この記事をご覧のあなたは、周囲の人に「TOEIC800点なの?英語が話せるんだね!」と言われ、「そんなことないのに…」とプレッシャーに感じた経験があるかもしれません。
確かに、すでにあなたには文法や語彙力といった英語に必要な基礎力はあるはずです。
しかし、TOEICや英検、学校教育などに代表される試験英語と、英会話コミュニケーションでは求められる能力が異なります。
試験で高得点を獲得するには、正しい回答を選ぶ力や、知識力が求められます。
一方、英会話には「ただ唯一」の正解はなく、相手にあわせてフレキシブルにコミュニケーションをする力が求められます。
どちらも英語のスキルではあるのですが、目的に合わせてそれぞれ学習する必要があるのです。
では、具体的にどのようなスキルが異なるのでしょうか?
英語試験と英会話で求められるスキルの違いとは?
英語の試験で高得点を取るスキルと、実際に英語で会話をするスキル。
その違いを主に3つに分けてご説明します。
【違い1】試験には正解があるが、英会話に正解はない
テストには決まった正解があります。問題文を読み、選択肢の中から最も適切な答えを選ぶという形式が一般的です。
しかし、英会話コミュニケーションには正解がなく、状況や相手によって適切な表現が異なります。
英会話の途中で次のように感じることはありませんか?
- 自分の発言が正解なのか分からなくて不安になる
- 文法ミスが気になって次の話を聞けなかった
これらは、常に正解を求められる試験英語に慣れている方に多く見られる考え方です。
「英会話の場では正解を求めない」と割り切り、間違いを流して次の会話へ進む勇気を持ちましょう。
また、英会話の練習をのぞいて、実際の英会話の場面で「その答えはOK」「それは文法的にNG」というフィードバックが相手から返ってくることはありません。
自分で自分の言ったことにOKを出して進まなければならないのです。
こういったことを知っておくと、スムーズなコミュニケーションに一歩近づくことができますよ。
【違い2】試験に必要なのは知識、英会話に必要なのは運用能力
英語の試験では、文法や単語の知識が問われます。
どれだけ多くの知識を持っているかが、高得点を取るための鍵となります。
しかし、英会話コミュニケーションに必要なのは英語を運用する能力です。
運用する能力とは、相手の発言を聞き、それに対してどんなことを言いたいか考え、それをすばやく英文にして、音にして発言するまでの、英会話に必要な一連の流れを指します。
私のコーチングではこれらの一連の流れを、5つのプロセスに分けてお伝えしています。
やみくもに会話を練習するのではなく、5つのうちのどこが苦手なのかを明確にした上で、苦手を重点的に補強することで、より効率的に英会話を上達させることができますよ。
【違い3】試験は一方通行、英会話は相互通行
英語の試験は、問題文を読み、解答用紙に書き込むという一方通行のコミュニケーションです。
英検など口頭試験がある場合もありますが、それも想定される質問に対して正しい答えを回答するものであり、自然なコミュニケーションとは異なります。
しかし、実際の英会話は相手とのやり取りを通して、情報を交換し合ったり、自分の意見を伝えたりする双方向のコミュニケーションです。
これを理解し、それに対応する力を育てる工夫をしていなければ
- 相手の質問に対して「Yes、No」で答えるばかり
- 会話が1ターンで終わってしまう
ということになってしまいます。
【よくある勘違い】試験のスコアが高ければ英会話も得意?
よくみなさんが勘違いしているのは、「試験のスコアが高ければ、自動的に英会話もできるはず」というものです。
ここまでで説明したように、試験と英会話、それぞれで求められる能力は異なります。
ですから、TOEICでハイスコアをお持ちの方でも、英会話を集中的に訓練することは必要なのです。
日本人が英語を習得するのが難しい理由
もう一つ重要なポイントは、そもそも日本語話者にとって、英語を習得するのはかなり難しいという事実です。
なぜなら、日本語と英語では、リズム・アクセント、語順、主語の感覚など、言語として多くの違いがあるからです。
リズム・アクセント
日本語は各単語をほぼ同じ長さで発音します。
リズムは比較的平たんで、一音一音の区切りがはっきりしている印象があります。
一方英語は、 強弱アクセントが特徴です。
アクセントのある音節を長く強く発音し、他の音節は短く弱く発音するため、強弱のリズムがうまれます。
語順
英語はSVO型(主語-動詞-目的語)が基本ですが、日本語はSOV型(主語-目的語-動詞)が基本です。
主語の感覚
日本語では文脈から明らかな場合は主語を省略することが多いですが、英語では、原則として主語は省略できません。
非言語コミュニケーション
ジェスチャー、表情、間など、言葉以外の要素によるコミュニケーションにおいても、文化的な違いが大きく、誤解が生じやすい場合があります。
このように日本語と英語はその特徴に大きな違いがあります。
そのため、日本語をベースにそれを翻訳して英語を話そうとすると、どうしても脳へ負担がかかってしまいます。
私の講座では、受講生の方々に、「英語をベースにして日本語でサポートする」感覚を持つようお伝えしています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れればその方がスムーズな英会話ができます。
受講生の方々の変化
現在、英会話力づくりをサポートをしている受講生の方々も、これらの理論に基づいたトレーニングを徹底して行っています。
受講生の方の変化の例
◆Before◆
会議の英語が早すぎて何を言っているのか理解ができない。
内容が分からないので質問をされても答えられず困っていた。
◆After◆
脳内にある音と実際に聞こえてくる音の差が少なくなり、リスニングの負担がかなり減る。
とっさの質問にもその場で返答ができるようになった。
安心感を持って会議に出席できるようになった。
(T・S様・男性・会社員・30代・受講前TOEIC710 )
◆Before◆
英文を読むことは日常的に行っていても、英語を話そうとすると言いたいことが浮かばず、相手を待たせるあせりから「頭がパンク状態」に。
◆After◆
英語が自然に口から出るように変化。
リスニング力も向上し、職場の外国人とも落ち着いて会話ができるようになり仕事がとてもしやすくなった。
(S.N様 京都市・研究者・受講スタートTOEIC760点)
このような変化が日常的に起こっています。
まとめ
この記事では、「英語が得意なのに話せない3つの理由」についてお話しました。
今は英会話に自信がないあなたも、正しい方法で学習すれば、必ず英語でスムーズにコミュニケーションができるようになります。
あなたのレベルや目標に合わせて、最適な学習プランをご提案いたします。
無料の動画講座では、さらに詳しい内容を解説していますので、ぜひ一度ご覧ください。
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TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。