英会話力が上達しない人への、あと一歩のステップとは?
Mar 05, 2023
音声でお聞きになる場合はこちらのポッドキャストより
こんにちは、オンラインと京都で英会話力づくりのサポートを行っている日野ゆう子です。
- 「英会話力を伸ばしたくて頑張っているけれど、力の伸びを感じない」
- 「オンライン英会話に半年以上取り組んで、会話の雰囲気にはなれたけれど、力はあまり変わっていないように感じる」
このようなお悩みはありませんか?
今日は、英語力が高いけれど、英会話に苦手意識を感じる方で上記のようなお悩みをお持ちの方におすすめの「あと一押しのステップ」についてお知らせをします。
私は、上記のようなお悩みをお持ちの方に向けて、英会話力を伸ばすサポートをしています。
英会話は
- 音声を聞き取る
- 聞きとった音声がどんな意味を表しているのかを理解する
- 自分の言いたいことを頭でイメージする
- イメージしたことを高速で英文化する
- 英文化したものを口から音として出して相手に伝える
という5つのステップから成り立っています。
多くの方の場合、このどこかにつまりがあって会話がうまく回せていないので、サポートでは、まずはどの力をどのようにのばすといいのかを見て、お一人おひとりにあわせて必要な力を養成していきます。
意識をせずに英語を話せる状態になるために
この時に大切にしているのがターゲットとなるスキルを体に落としこむという作業です。
なぜ、スキルを「体に落とし込むこと」に意味があるのでしょうか。
それは、あまり意識をせずに英語を話せる状態にするためです。これは第二言語習得論では「自動化」と言われます。
※参考資料 第2言語習得(SLA)用語集
英会話で話をする際、相手と一緒に英語を話すためには、自分が伝えたいことや相手が言っていることを頭で考えなければなりません。
英語を聞いたり、言いたいことを英語にしたりすること自体が大変なのに、そこに「他人への気遣い」や「突発的に対応をする」負荷がかかると脳はパンクしてしまいます。
だからこそ、「言葉を話す」という部分はできるだけ意識をしなくても回せるようにしておくことが大切なのです。
日本語で話すときの状態を観察してみる
例えば、(あなたの母語が日本語の場合)日本語で日常会話をするときのことを思い出してみてください。
話を聞いたり言いたいことを文にするという作業についてはほとんどストレスを感じることがないと思います。
その作業に力を使う必要がないため、エネルギーのほとんどを、相手の意見や自分の言いたいことなど「会話の内容」に使うことができます。
私たちにとって英語は外国語なので、日本語と100%同じ状態になることは難しいかもしれません。また100%同じにする必要もないと思います。
でも「内容に集中できる」レベルに、言葉を話す力そのものを伸ばしていくことは可能です。
そうすることで、相手がいる場合の会話の負荷も大幅に減らすことができます。
新しいスキルを習得するときに通る4つのステップ
英語など言語に限らず、新しい技術を習得するには、4つのステップがあると言われます。
- 自分がまだ何もできないことに気づかない状態です。
例えば、水泳を習得する場合、上手く泳げる人を見ていると、簡単そうに見えたりします。 - その技術を試してみると、思った以上に難しいことに気づく状態が訪れます。
実際に自分で泳いでみると、進まず苦戦する・・などがこの状態です。 - 何度も練習することで、徐々にスキルをマスターしていきます。
最初は大変でも、練習を重ねることで、慣れ親しんできます。 - スキルを意識しなくても自然と使えるようになります。
泳ぎ方を考えなくても手足が動くようになり、息継ぎができるようになります。より、早く、美しく と他のことに力を使う余裕が出てきます。
英語をあまり意識することなく話せるようになるためには、そのために必要なスキルを3の中頃以降、後半、4の領域にもっていくことがポイントです。
このあたりに近づくと、英語を話すことに注力しなくてもできるようになります。
頭に言いたいことがあると、特段意識しなくても英語で言葉がでてくるようなイメージです。
英語力が高くて英会話が苦手なかたへおすすめの「もう一押し」
- 「英会話力を伸ばしたくて頑張っているけれど、力の伸びを感じない」
- 「オンライン英会話に半年以上取り組んで、会話の雰囲気にはなれたけれど、力はあまり変わっていないように感じる」
このようなお悩みをお持ちの場合はは、英会話の5つのプロセスに対応するスキルにつまりがないか、そのスキルをあまり意識をしないで使うことができる状態になっているかという視点から英会話力を振り返ってみることをおすすめします。
英語力の高い方は、英語を理解する力が高いので、ついつい落としこみの手前で「まあ、これくらいでいいか」と先に進んでしまうことがあります。
「そこからさらにもう一歩」ぜひ意識しながら取り組んでみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事の内容があなたのお役に立てばうれしいです。
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