【英語を話すのが恥ずかしい】自信を持って話すための3つのステップ
Sep 03, 2024TOEICスコアは800点以上なのに、いざ英語で話そうとすると緊張してしまって、言葉が出てこない…。
そんな経験はありませんか?
高い英語力があるのに、それを生かせずに悩んでいるあなたは、決して一人ではありません。
この記事では、英語を話すのが恥ずかしいと感じる理由と、自信を持って英語を話せるようになるための3つのステップをご紹介します。
仕事や学会研究で英語を話す機会が多いあなたへ。
英語学習の壁を乗り越え、グローバルに活躍するためのヒントをつかんでいきましょう。
こんな筆者が解説します
スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子
英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。
英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。
意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。
かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。
Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)
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目次
- 英語を話すのが恥ずかしいと感じる理由3つ
- 英語を話せるようになるまでの3つのステップ【学習者から使用者へ】
- 現状【英語学習者】TOEICハイスコア保持者なのに英語が話せない
- ステップ1:英語を話す5つのスキルを身につけよう
- ステップ2:5つのスキルを使って運用練習をしよう
- ステップ3:英会話をコミュニケーションツールとして使いこなす
- 各ステップを通して大切なこと:コミュニケーションを前向きに支える思考回路
- 受講生の方々の変化
- まとめ
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英語を話すのが恥ずかしいと感じる理由3つ
高い英語力を持っているにも関わらず、英語を話すことに抵抗がある理由はさまざまです。
ここでは、多くの人が抱える3つの共通の悩みについて深掘りしていきます。
理由1 緊張しやすい
「みんなの前で間違えたらどうしよう…」 「相手に失礼なことを言ったらどうしよう…」
このような不安から緊張してしまい、知っている単語や表現も口から出てこないという経験はありませんか?
これは、誰もが一度は経験する自然な反応です。
理由2 失敗への恐怖心
特に英語力が高い方は、周りからも「英語ができる人」と認識されているケースが多いもの。
そのプレッシャーから、間違えることを恐れてしまい、なかなか口を開けない人も多いでしょう。
理由3:完璧主義
高い英語力を持つあなたは、文法や発音にこだわり、完璧な英語で話さなければいけないというプレッシャーを感じているかもしれません。
日本の英語教育は文法の正確性を重視する傾向があります。
そのため、完璧に話そうとするあまりに話すことをためらってしまう方も少なくありません。
英語を話せるようになる3つのステップ
では、これらの悩みを克服し、自信を持って英語を話せるようになるためには、どのようなステップを踏めば良いのでしょうか?
ここからは、英語学習の段階から、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る段階までのロードマップを3つのステップに分けて解説していきます。
現状【英語学習者】TOEICハイスコア保持者なのに英語が話せない
まずは、現状の「高い英語力があるのに英語を話すのが恥ずかしい」という状態について分析してみましょう。
この記事をご覧のあなたは、周囲の人に「TOEIC800点なの?英語ペラペラなんだね!」と言われ、「そんなことないのに…」とプレッシャーに感じた経験があるかもしれません。
確かに、すでにあなたには文法や語彙力といった英語に必要な基礎力はあるはずです。
しかし、英語の試験で高得点を取ることと、実際に英語で会話をすることは全く別のスキルです。
試験で高得点を獲得するには、正しい回答を選ぶ力や、知識力が求められます。
一方、英会話にはこれといった正解はなく、相手とコミュニケーションをする力が求められます。
どちらも英語のスキルではあるのですが、目的に合わせてそれぞれ学習する必要があるのです。
では、どのように英会話のスキルをアップさせればよいのでしょうか?
ステップ1:英語を話す5つのスキルを身につけよう
英語を話すためのトレーニングは、TOEICの勉強法とは異なります。
「音を聞き取り、それに対して自分の言いたいことを言えるようになる」ための練習が不可欠です。
一般的にはシャドーイングやリピーティングなど、音声を聞きながら発音を練習するトレーニングを取り入れることが推奨されています。
ですが私のコーチングではより細かく、5つのプロセスに分けてお伝えしています。
【英会話の5つのプロセス】
- プロセス1:【リスニング】聞こえた音から単語や文を認識する。
- プロセス2:【リスニング】英文の意味を理解する。
- プロセス3:【スピーキング】「何を言うか」をクリアにする。
- プロセス4:【スピーキング】文やチャンクにして組み立てる。
- プロセス5:【スピーキング】音にして伝える。
英会話と一言で言っても、このように細かな工程に分かれているのです。
やみくもに会話を練習するのではなく、5つのうちのどれが苦手なのかを明確にして、そこを重点的に補強しましょう。
そうすることで、より効率的に英会話を上達させることができます。
「オンライン英会話レッスンを受講しているけど、イマイチ上達しない」と感じている方は、ご自身がどれが苦手なのか考えていただくと、いいかもしれません。
それぞれについてより詳しくはオンライン英会話をがんばっても英会話が伸びない理由とは?5つのプロセスを理解して自信を持って話す方法をご確認ください。
ステップ2:5つのスキルを使って運用練習をしよう
英語を話す5つのスキルを習得したら、次は実際に英語を使って会話をする練習をしましょう。
(運用練習の例)
- 質問に対して答える:本にある例題に答えるなど
- スピーチ:自分で話して録音する
オンライン英会話や語学アプリなどを活用してもいいですね。
この時に先ほど説明した5つのスキルとともに意識していただきたいのが、次の4つです。
- 瞬発性:考えすぎずにすぐに話し始める
- 英語の語順で話す:誰が・何を・情報の付け足し
- 流ちょう性:止まらない、言い直さない、スルー力
- 複数の文を言う感覚:一文で終わらない
正しい英語を話すことにこだわって上記の4つがおろそかになっていませんか?
高い英語力を持っているにも関わらず、英語を話すことに抵抗がある方々は、そういった傾向が見られることが多いです。
「正確な英語を話すこと」と、「流ちょうに英語を話すこと」は、トレードオフの関係にあります。
どちらかが優位になれば一方が損なわれてしまうのです。
もちろん両方のバランスをとることが大切です。
ですが、現時点で「正確な英語を話すこと」に偏っている方は、一度「流ちょうに英語を話すこと」を優先するのがおすすめです。
ステップ3:英会話をコミュニケーションツールとして使いこなす
英語を話すことに慣れたら、次は英語をコミュニケーションのツールとして使いこなせるようになりましょう。
1.自分にとって優先順位の高いものから取り入れる
英会話の練習は、自分の状況に合わせてカスタマイズすることが大切です。
ビジネスシーンでも、業界や目的によって必要な英語は異なります。
例えば、プレゼンなら専門用語、雑談なら一般的な表現など、状況に合わせた練習が効果的です。
より効率的に上達するためには、
- 自分が英語を使う場面を具体的にイメージする
- 普段ご自身が日本語で何を話しているのかを振り返る
- 優先順位の高い範囲に絞って語彙・フレーズを学習する
これらのステップを踏むことで、無駄なく英語力を伸ばすことができます。
2.英語を自分の言葉として心地よく使う
英語を話す時のご自身の態度が、日本語を話している時と不自然に異なっていませんか?
(私の場合は、必要以上にテンションが高くなったり、自分のことを必要以上に卑下してしまっていました。)
英語を話すのが疲れると感じる人は、一度ご自身の態度に注目してみましょう。
これについてはかなり個人差がありますので、レッスンでは、一人ひとりの状態やご希望に合わせて適切なアドバイスを行います。
また、英語と日本語では、話す時の表情や相づちの仕方など、非言語の部分も異なります。
これらの違いに気付き、自分のものにすれば、より自然な英語が話せるようになります。
各ステップを通して大切なこと:コミュニケーションを前向きに支える思考回路
どのステップにおいても重要なのが、英語を話す時のマインドです。
英語を勉強中の方は、英語を話すための技術(スピーキング・リスニング)さえ上達すれば、英語をうまく話せるようになると考えがちです。
ですが、英語を自分のツールとして使うためのマインドが整っていなければ、いつまでたっても英語を話す「恥ずかしさ」から抜け出せないかもしれません。
英語を話しているときに、自分のダメな部分ばかりに目がいってしまっていませんか?
「あれもできてない」「これもできていない」と自分を攻め続けていると、萎縮してしまい、本来の力が発揮できません。
できたところを見つけて、自分にOKを出す思考回路を身につけてください。
安心できる環境があるからこそ、本来のパフォーマンスを発揮できるのです。
受講生の方々の変化
現在英会話力づくりをサポートをしている受講生の方々も、これらのステップに基づいたトレーニングを徹底して行っています。
受講生の方の変化の例
◆Before◆
会議の英語が早すぎて何を言っているのか理解ができない。
内容が分からないので質問をされても答えられず困っていた。
◆After◆
脳内にある音と実際に聞こえてくる音の差が少なくなり、リスニングの負担がかなり減る。
とっさの質問にもその場で返答ができるようになった。
安心感を持って会議に出席できるようになった。
(T・S様・男性・会社員・30代・受講前TOEIC710 )
◆Before◆
英文を読むことは日常的に行っていても、英語を話そうとすると言いたいことが浮かばず、相手を待たせるあせりから「頭がパンク状態」に。
◆After◆
英語が自然に口から出るように変化。
リスニング力も向上し、職場の外国人とも落ち着いて会話ができるようになり仕事がとてもしやすくなった。
(S.N様 京都市・研究者・受講スタートTOEIC760点)
このような変化が日常的に起こっています。
まとめ
この記事では、「英語を話せるようになるまでの3つのステップ」についてお話しました。
英語を話すのが恥ずかしいと感じているあなたも、正しい方法で学習すれば、必ず自信を持って英語を話せるようになります。
あなたのレベルや目標に合わせて、最適な学習プランをご提案いたします。
無料の動画講座では、さらに詳しい内容を解説していますので、ぜひ一度ご覧ください。
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TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。