何年勉強しても英語が話せないたった1つの理由とは?
Dec 26, 2024
長年英語を勉強してきたのに、いざとなると言葉が出てこない、自信を持って話せないという経験はありませんか?
実は、その根本原因は「マインド」にあるのです。
この記事では、あなたの英語力を最大限に引き出すための「前向き思考回路」について徹底解説。
「何年も英語を勉強しているのに、なかなか英語を話せるようにならない」という方はぜひ参考にしてくださいね。
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この記事はこんな方にオススメ
英語を何年も勉強しているのに…
✓いざ質問をされると、言いたいことが分からなくなり固まってしまう
✓自分の発言が相手に伝わっているか、不安な気持ちでいっぱいになる
✓文法や発音がおかしくないか気になり何度も言い直す
✓長く話すことが苦痛で、すぐに話を終えてしまう
✓自分の話す英語にダメ出しをしてしまい、目の前の会話に集中できない
こんな筆者が解説します
スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子
英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。
英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。
意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。
かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。
Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)
目次
- 英語を勉強しているのに英会話の上達を感じない理由はマインドにある?
- 自分で自分のパフォーマンスを下げる「ダメ出し思考回路」
- 円滑なコミュニケーションを支える「前向き思考回路」
- 受講生の方々の変化
- 安心・安全な脳の状態を作ろう
- 今のまま英語で3倍話せるようになる!無料の動画講座プレゼント
英語を勉強しているのに英会話の上達を感じない理由はマインドにある?
TOEICでハイスコアを獲得し、文法や単語の知識は豊富。
それなのに、ネイティブを前にすると頭が真っ白になり、簡単な言葉すら出てこない…。
このような経験を持つ方は少なくありません。
なぜこれほど勉強しているのに肝心の「話す」ことができないのでしょうか?
その答えは、知識やテクニックだけでなく「マインド」が大きく影響しているからです。
いつも自分にダメ出しをしていませんか?
例えば、会議で英語を使ってプレゼンテーションをする場面を想像してみてください。
「発音が悪かったらどうしよう」「文法の間違いを指摘されたら恥ずかしい」「うまく伝えられなかったら…」と、始まる前から不安や心配でいっぱいになっていませんか?
会話の最中には、「また、間違えた」「相手や周りの人からどう思われているだろう」「いつまでも自分はだめだなあ」と、考えながら話をしていませんか?
このように、常に自分にダメ出しをする状態では、本来持っている能力を発揮することは難しくなります。
英語を話す技術を支えるのはマインド
英語を話すには、単に単語や文法を知っているだけでなく、相手の発言を聞き、それに対してどんなことを言いたいか考え、それをすばやく英文にして、音にして発言するという運用能力が必要です。
英語の運用スキルについへはこちら
> オンライン英会話をがんばっても英会話が伸びない理由とは?5つのプロセスを理解して自信を持って話す方法
私も以前は「スピーキングとリスニングの力さえあれば自信を持って英語を話せる」と考えていました。
しかし、上の図の氷山のように、表面的なスキル(スピーキング・リスニング)の下には、マインド(思考回路)という土台があります。
スピーキング・リスニングのスキルをしっかりと活用するには、脳がリラックスし、最高のパフォーマンスを発揮できる状態であることが重要です。
常に自分にダメ出しをしている状態では、脳は緊張し、本来の能力を発揮できません。
つまり、英語を話す技術を最大限に生かすためには、それを支える「マインド」を整えることが不可欠なのです。
自分で自分のパフォーマンスを下げる「ダメ出し思考回路」
では、具体的にどのような思考回路が、私たちのパフォーマンスを下げているのでしょうか?
ここでは、代表的な「ダメ出し思考回路」のパターンを見ていきましょう。
【パターン1】自分をモニタリングしている
「ちゃんと発音できているか?」「文法は間違っていないか?」「相手は理解しているか?」など、常に自分の言動をモニタリングしている状態です。
これは、集中力を著しく低下させ、スムーズな会話を妨げる要因となります。
例えば、テニスの試合中に自分のフォームばかり気にしていたら、ボールに集中できず、良いプレーはできないでしょう。
会話も同じで、自分のことばかり気にしていると、相手の話をしっかり聞けなくなり、円滑なコミュニケーションが難しくなります。
【パターン2】できることは「当たり前」とみなし、さらなる欠点を探す
何かを達成しても、「これくらいできて当たり前」と評価せず、逆に「ここはできなかった」「もっとこうすればよかった」と、常に自分の欠点や不足している部分ばかりを探す傾向があります。
この習慣があると、達成感を感じることができず、自己肯定感も上がりません。
会話は相手との関係性で作られていくものですが、「自分はだめだ」「他の人と比べてまだまだ足りない」そういう思いがベースにあると、会話時の対人関係にもその影響がでてきます。
無意識のうちに「相手が先生」で「自分は英語を教えてもらう側の人」というポジションをとり、相手と対等な関係を作れない、などの悩みがでてきます。
【パターン3】自分に対して厳しい声がけをする
「こんなこともできないの?」「もっとしっかり!」「どうせ無理だ…」など、自分に対して厳しい言葉を投げかける傾向があります。
これは、自己効力感(自分ならできるという感覚)を低下させ、チャレンジ精神を失わせる原因となります。
例えば、英語でプレゼンテーションをする前に、「どうせうまくいくはずがない」と自分に言い聞かせていては、自信を持って臨むことはできないでしょう。
「ダメ出し思考回路」だとどうなる?
脳科学的には、上記のような状態が続くと自分の内なる声と他人の批判的な声の区別がつかなくなり、常に他人からダメ出しされているような感覚に陥ると言われています。
その結果、扁桃体(パニックボタン)が過剰に働き、冷静な思考や判断ができなくなります。
扁桃体のケアにエネルギーが奪われ、会話に集中できなくなるため、パフォーマンスが低下してしまうのです。
円滑なコミュニケーションを支える「前向き思考回路」
では、逆にどのような思考回路が、私たちのスキル習得やコミュニケーションを支えてくれるのでしょうか?
ここでは、「前向き思考回路」の具体的なパターンを見ていきましょう。
【パターン1】目の前のことに集中する
周りの目を気にしたり、小さな失敗に気を取られることなく、目の前のことに集中します。
例えば、会話中は相手の言葉に耳を傾け、内容を理解することに集中します。
自分の発音や文法の間違いを気にしすぎず、伝えたいことを伝えることに意識を集中することで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。
【パターン2】できたことに目を向ける
小さなことでも、できたこと、うまくいったことに目を向け、自分を認め、褒めることを意識します。
例えば、英語で会話をした後、「うまく伝えられた部分があった」「相手の言っていることが理解できた」など、ポジティブな側面に注目します。
たとえ小さな進歩でも、それを認識し、喜ぶことで、モチベーションを高く保つことができます。
【パターン3】自分に対して励ましの声がけをする
「よく頑張ってる」「この状況でよくトライしてるね」「今できたね」など、自分を応援する言葉をかけることを意識します。
これは、自己肯定感を高め、積極的に行動するための原動力となります。
例えば、英語でプレゼンテーションをする前に、「これまでの準備を信じよう」「落ち着いて話せば大丈夫」と自分に言い聞かせることで、自信を持って本番に臨むことができます。
また、英会話でうまくいかないことがあっても、その原因を冷静に見られるようになります。
英会話のスキルに改善点がある場合はそれに向き合い冷静に対策が立てられるようになり、たとえば相手の機嫌など、自分のコントロールできないところに原因がある場合は、「まあ、いいか」と手放せるようになります。
「前向き思考回路」だとどうなる?
上記のように考えられれば、自分の内側に応援団がいるような状態を作り出せます。
そうすると、だんだんと自分にOKを出せる「前向き思考回路」になっていきます。
どこに行っても自分で安心・安全な環境を作り出すことができ、コミュニケーションが楽になりますよ。
技術力さえあれば前向きになれる?
ここで気をつけてほしいことがあります。
この「前向き思考回路」は、技術力(スピーキング・リスニング)が向上すれば自然と身につくわけではありません。両者は別のものです。
スキルがつけば自信ができると考えがちですが、私たちがネイティブスピーカーでない以上、どんなにスキルが向上してもさらに上が存在します。
スキルの向上には終わりがないのです。
しかし、前向きな声かけは、英語学習のどの段階からでも始めることができます。
繰り返し行うことで、脳の神経回路が変わり、前向きな思考回路がデフォルトになっていきますよ。
受講生の方々の変化
現在、英会話力づくりをサポートをしている受講生の方々も、これらの理論に基づいたトレーニングを徹底して行っています。
受講生の方の変化の例
◆Before◆
会議の英語が早すぎて何を言っているのか理解ができない。
内容が分からないので質問をされても答えられず困っていた。
◆After◆
脳内にある音と実際に聞こえてくる音の差が少なくなり、リスニングの負担がかなり減る。
とっさの質問にもその場で返答ができるようになった。
安心感を持って会議に出席できるようになった。
(T・S様・男性・会社員・30代・受講前TOEIC710 )
◆Before◆
英文を読むことは日常的に行っていても、英語を話そうとすると言いたいことが浮かばず、相手を待たせるあせりから「頭がパンク状態」に。
◆After◆
英語が自然に口から出るように変化。
リスニング力も向上し、職場の外国人とも落ち着いて会話ができるようになり仕事がとてもしやすくなった。
(S.N様 京都市・研究者・受講スタートTOEIC760点)
このような変化が日常的に起こっています。
安心・安全な脳の状態を作ろう
何年も英語を勉強しているのに話せないと感じている方は、ぜひ一度、ご自身のマインドに目を向けてみてください。
常に自分にダメ出しをする「ダメ出し思考回路」に陥っていないか、意識的に「前向き思考回路」に切り替えることで、驚くほど英語力が向上する可能性があります。
脳は、安心・安全な状態であるときに、最高のパフォーマンスを発揮します。
自分を責めるのではなく、認め、励ますことで、脳はリラックスし、本来持っている能力を最大限に引き出すことができるのです。
さらに深く学びたい方は、ぜひ無料動画講座をご利用ください。
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TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。